11月27日（木）「マーケティング２」（担当教員：百合岡雅博）の授業にて、新潟市副市長 井崎 規之様にお越しいただき、「地域マーケティングとインバウンド」というテーマでご講義いただきました。

　本講義「マーケティング2」はさまざまな業種・分野を対象にモノの開発から流通までの一連のマーケティングプロセスを捉えるとともに、B2Bビジネスを中心に公共・非営利組織の行うマーケティング、営業活動などについても知識の習得と理解を深めることを目的とした授業です。

　今回は新潟市副市長の井崎様をお迎えし、観光業界の実態から、新潟市の観光施策、小売業のデジタル戦略まで、地域経済を活性化するための多角的なアプローチをご紹介いただきました。

　観光戦略として、「観光客」は誰のことなのかというターゲットの明確化や、観光客を集めるだけではなく消費を高める重要性について、新潟市の戦略や課題とともに解説され、学生にとって新たな視点を得る機会となりました。

参加学生のコメント（抜粋）

・今回の講義で、新潟市副市長の井崎規之様のお話を実際にお聞きし、新潟市では年々米、酒、雪といった自然資源を活かした地域ブランド価値向上の取り組みが進んでいることを知った。行政の視点から語られる地域マーケティングの実践事例は、非常に学びが多く、地域とビジネスの関係性を深く理解する機会となった。

・「地域マーケティングとインバウンド」の講義では、行政機関、とくに新潟市が地域課題をどのように捉え、観光施策をどのように設計しているかが具体的に示され、これまで知らなかった行政の役割や視点を知ることができた。マーケティングを地域で実践する難しさと可能性を実感した。

　新潟市副市長から直接お話を伺える機会は学生にとってかけがえのない経験であり、地域の課題と可能性を深く理解する貴重な時間となりました。