2024年3月18日（月）ホテルニューオータニ長岡を会場に「第20回長岡大学卒業式」を挙行しました。

今年度は卒業式終了後に５年ぶりに卒業記念パーティーを開催することができました。

式典では、卒業証書・学位記を村山学長が卒業生一人ひとりに手渡し、『本学の建学の精神は 「地域社会に貢献し得る人材の育成」です。皆さんはこの理念のもとで、たくさんの事を学んできました。ここでの地域社会とは、単に長岡市や新潟県といった限られた地域を意味するものではなく、これらから皆さん一人ひとりが暮らす地域や職場が想定されます。また、「地域社会に貢献し得る」の意味は、決して特定の行動や取り組みだけを指すものではなく、まずはそれぞれの地域や職場の一員としてルールを守り、しっかりと自立した生活を営むこと自体が、地域社会への貢献につながるものと考えられます。

さらに、それぞれの地域や職場には様々な課題があり、私たちは常にそれらの課題に取り組みながら日々の生活を営んでいくことになりますが、皆さんがこれまで大学生活の中で身に付けてきた知識・技能を存分に生かし、他者と協力しながら「輝かしい未来社会」を築く中核人材となられることを期待しております。』と式辞を贈りました。

続いて卒業生を代表して寄藤龍輝さんが、『思い返せば四年前、新型コロナウイルス感染症の猛威にさらされている最中に入学し、これから始まる大学生活に不安と期待を抱きながら、長岡大学で新しい一歩を踏み出しました。

特に、入学式の中止や、授業の延期、遠隔授業による大学へ行く機会の減少により、「このまま大学へ行くことがなかったら・・・」という不安があったことは、今でも鮮明に覚えています。通学開始後も高等学校とは全く違う環境で、右も左もわからずに戸惑うこともありました。

しかし、諸先生方や教職員の方々の丁寧なご指導、その後の友人たちとの出会い、支えなど、恵まれた環境の中で過ごした大学生活は、有意義かつとても贅沢なものであったと実感しております。また、大学生活の中では、履修登録やサークル活動をはじめ、自主的、能動的に考える場面が多くありました。

自ら考え、選択し、行動することが求められましたが、行動に責任感を持つことや人生について真剣に向き合う時間を得たことで自己の大きな成長に繋がりました。この長岡大学で過ごした四年間は、私たちに素晴らしい出会いと実りある時間を授けてくれました。』と答辞を述べました。

卒業式終了後に開催された卒業記念パーティーでは、友人や教職員・保護者と談笑し、思い思いに写真を撮る光景があちこちで見られ、和やかな雰囲気に包まれていました。

卒業生の皆さんのご活躍を教職員一同心よりお祈り申し上げます。