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長岡大学通信 電子版 Vol.06

2023年12月2日(土)にホテルニューオータニ長岡 NCホール で開催された、2023年度の「学生による地域活性化プログラム」成果発表会での各ゼミナールの今年度の活動概要や発表概要をお知らせします。
第一段は、全11ゼミナール中、3ゼミナールをご紹介です。
成果発表会の模様は、下記の日時にケーブルテレビNCT 11ch で特別番組として放送予定です。そちらもぜひご覧ください。
特別番組 2023年度「学生による地域活性化プログラム」成果発表会
前編 2024年1月20日(土)19:00~21:00 放送 |
後編 2024年1月21日(日)19:00~21:00 放送 |
スマホアプリ「NCTコネクト」からもご覧いただけます。
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01|地域の小学校や民間教室と連動した情報教育の推進 (高島ゼミナール)




高島ゼミナールは地域の子供への情報教育をテーマに2021年度から活動を始め、今年で3年目となりました。2022年度に実施したアンケート活動から、小学校のプログラミング教育必修化が始まって以降、小学校教員間でも教育能力の差や手法などに戸惑いがあり外部講師などの助力を求めていることがわかっていました。

そこで、本年度はゼミ生が中心となって小学校と民間のプログラミング教室を取り持ち、プログラミングの出前授業を民間教室と共同で実施する企画を計画しました。しかし、本年度の目標は多くの利害関係者と意見調整が必要であり、また、それを学生が実現しようとするものであるため、達成自体が困難であることが見込まれました。そこで、図に示すように難易度の高いものから優先して試行し、実現できなかった場合は利害関係者を段階的に減らし、地域活性効果が小さくなるものの実現性が高くなるようにして4つの案を設定したうえで活動を行いました。


最終的には最も実現したかった1の民間教室との出前授業は利害関係者との調整がうまくいかずに実現できませんでした。しかし、代替案として用意していた2番目のゼミ生による小学校の「出前授業」を実現することができました。また、出前授業と並行して、2023年にオープンしたばかりのミライエのミライエクリエイティブキッズの一つとして、「プログラミング教室」を開催しました。また、ながおか技術教育支援機構(TESONA)の依頼を受けて、小学生向けの「タイピングゲームの開発」や、来年度以降に利用するための「教材の作成」など多岐にわたる活動を行いました。
出前授業では新町小、脇野町小の2校でゲーム作成を通したプログラミング出前授業を行いました。


ミライエでは身近な物を通して学ぶプログラミングをコンセプトに自動販売機をプログラムで再現する授業を実施しました。


開発したタイピングゲーム「MOJIT」は子供たちが楽しくタイピングスキルを鍛えられるようにRPG形式でうまく文字を入力すると敵を倒せる方式で作成しました。また、来年度以降に使用するプログラミング教材としては、単純ながらゲームとして完成しているPKゲームを用い、小学校ではあまり習うことのないブロック定義を学ぶ教材として作成しました。


02|新潟のフードビジネスにチャレンジ (百合岡ゼミナール)


百合岡ゼミナールでは、「新潟のフードビジネスにチャレンジ」をテーマに商品開発に取り組んでいます。 今年は、新潟市秋葉区で100年以上の歴史を持つ豆菓子メーカーの内山藤三郎商店さま協力のもと、さまざまなアドバイスやご支援をいただきながら商品企画をはじめ、商品開発に取り組んできました。


また、業界などのデータ分析以外にも、アンケート調査を実施することで、商品の企画や完成した商品に対する実際の評価を確認するなど、実際のマーケティングプロセスを意識した取り組みを行いました。
アンケート調査の様子


味・商品名・デザインなど、商品の中核部分は、ゼミのメンバー全員が参加し、決めていくことで納得できる商品が完成したと思います。
とくに、社会課題である米ぬかの活用、地域資源である佐渡海洋深層水の塩の活用など、たくさんのこだわりが詰まった商品になっています。


完成した商品は、2024年1月下旬ごろをめどに「新潟カツ豆」として、新潟県内のお土産品店や小売店などで販売していただく予定です。
03|キャンプ・アウトドアをキーワードにした地域活性化への取り組み (坂井ゼミナール)
坂井ゼミナールでは、豊かな自然や豊富な食材などを通じてキャンプやアウトドアを通じて地域を活性化できないかと考え活動を継続しています。



昨年度に引き続き、新潟県長岡地域振興局の他、上越、南魚沼、新潟、新発田の5つの地域振興局が広域的に連携して進めている「にいがたキャンプ市場活性化プロジェクト」と共にキャンプ・アウトドアに興味・関心をもってもらうために実施されているイベント「ソトアソビ・ソトゴハン」に協力し、地域で活動を続けてきました。





イベントスタッフとして参加する中で、
- フィンランド生まれのスポーツ「モルック」イベントがすごく盛り上がっていたこと
- キャンプ歴の長い人は焚き火がしたいというニーズがある一方、焚き火体験イベントの盛り上がりはいまひとつ
などの観察から、
- 手軽に遊べる「ジェンガ」が巨大になった「ジャイアントジェンガ」やキャンプで利用する「薪を用いたジェンガ」
- 子どもも楽しめるマシュマロ付き焚き火体験や火起こしを主体にした焚き火体験
を実施してライト層を増やし、将来的に新潟県内でキャンプやアウトドアを通じた地域活性化に繋がるよう次回以降のイベントでゼミとして出店が出来そうだと発表がありました。
また、アウトドアギア販売方法についてメーカーの方との協働や、キャンプ・アウトドアにおける新潟県産の食材やお酒のPRについても検討を進めているようです。