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2022年12月9日
HPP(Aコース)を利用し、茶事の流れを学びました
長岡大学の公募型人間力育成奨励金(ヒューマン・パワーアップ・プロジェクト)で採択された奨励金を利用し、11月26日(土)に野島園の直指庵で、茶事の稽古をしました。
茶事の流れを学ぶというテーマで、部員がお客様役になり流れを学んだ後、普段行っている薄茶の点前を稽古しました。
お客様役として茶事の稽古を行う中で、普段の稽古ではできないことをたくさん体験しました。茶室への入り口である「にじり口」を通った席入りでは、自分のことだけでなく、他の人のことも気遣うような所作が含まれていることを学びました。
また、初めて炭手前も拝見し、香のかおりが漂い、釜鳴りの音と内露路のつくばいの水音だけが聴こえる茶室に身を置き、茶事の一連の流れを学ぶことができました。
茶事の稽古の後の薄茶の稽古では、炉での柄杓の扱いを実際に体験しました。普段は置き炉で稽古をしているため、柄杓の扱いの感覚が違いました。
普段の稽古ではできない所作をこの茶事の稽古で体験し、その中で気づいたことは今後社会に出てからも活かせると感じました。そして、私達が普段行っている稽古は茶事の流れの一部であり、最後に行われている点前だということが実感できました。
大学の和室とは違う、茶室という心地よく落ち着いた空間で薄茶の点前が稽古できたことは、今後の稽古でもとても参考になると思いました。そして、これからは茶室にいるつもりで稽古に臨みたいと思います。
茶道部
部長 金子 美宥(経済経営学部3年)